２回戦
◎初石ドラゴン　３−２　ヴィヴァイオ船橋SC　

「ヴィヴァイオって強いの？」「強いぞ！」「ふ〜ん。」
何も知らない選手たちにプレッシャーはありませんでした。県下でも屈指の強豪相手に堂々の戦いを展開しました。試合開始から、相手の中盤でのボールキープテクニック、両サイドのドリブル突破スピードに相手チームながらスゴイナ〜と感心して。初石だって攻撃へのプレスが発揮されているし、スピードだって左トップのカズキは負けていない。一進一退の攻防が続きましたが、個人技のスピードとテクニックから左サイドをえぐられ、失点。相手の迫力ある攻撃に、落ち着きをなくしたディフェンスが、自陣Pエリア付近で怖がったように蹴り返すだけのクリアーになってしまい、これをドカン！決められ、続けざま２失点。「サスガですね。」とベンチはチョット放心気味。（特に私は、相手の攻撃に感心しきりの状態・・・）みんな落ち着こうよ！左サイドの突破に対抗するため、すぐさま、リョウキを右バックから左へ。強いフィジカルで攻撃をつぶす。中盤での相手テクニックにも少しずつ慣れ始め、高い位置でボールを取り返す場面が出てきた。初石攻撃が徐々に展開できて来た！でもチョット相手のテクニックに翻弄されているのか、バタバタして落ち着きがない。２点差のまま前半終了。
「いつもやっているクワトロ！」選手たち「ウン」とうなずいて後半開始。速いプレスからボールを奪い、顔を上げてつないでいく。得点は相手キーパーのPエリア外でのハンドのFKを、名手カズヤがナイス（鮮やか）に決め１点差。ここからは、DFは落ち着いて相手攻撃を抑え、高い位置でのプレスから速い攻撃への展開も出て、ペースは初石へ！右サイドでフリーになったタクマルが強烈シュート！オシイ！左サイドのカズキが何度も突破してシュート。初石の本領発揮！トップのリョウタ（本日MVP）が下がり目でポストプレー、ドリブルで突破、ゴール前へのパスへ飛び込み！などなど、縦横無尽の活躍。タクマル→カズヤ→リョウタと中盤でもぎ取ったボールをつなぎ、とうとう同点に！それでも初石攻撃は止まらない！リョウタが本日何度も挑戦したドリブル突破に、相手もたまらずPエリア内で足をかけて、PKを得た。ベンチはたまらずガッツポーズだが、誰が蹴るの？PK勝負になったときの１番目カズヤは顔をそむけるし・・・「カズキ！」監督の指名から１０秒後には何食わぬ顔で決めていた。緊張感なしの選手！残り３分のところでついに逆転。それからロスタイムが３分！長い！相手も必死の攻撃。自陣ゴールキックのシーンが数度続き。はらはらしたけど、ついに試合終了。
【総評】
相手の選手が泣いていた。こっちも泣きそうになった。みんな誇らしげ！当然だよね。君達は本当に知らないと思うけど、ヴィヴァイオって本当に強いんだよ。大人の選手なら、「皆さんの応援のおかげです。」って言うくらい素晴らしい校舎側からの応援でしたが、おそらく聞こえてはいなかったでしょう。それくらい集中して日頃練習してる成果を出したと思います。選手たち、君達が勝ち取って、みんなに感動と勇気を振り撒いた。４年生の子供たちが！！！　来週も楽しみです。