■コーチって辞められない?■
 お母さんが子どもを連れて少年サッカークラブへ出向く。お父さんは家でゴロゴロ・・・なんかしてられなく、一緒に練習を見て「あーじゃない、こーじゃない」と思いながら、ふとしたきっかけでクラブコーチになった方が多いと思います。学生の頃からサッカーをやっていた方、TVなどでサッカーをよくみる「頭脳プレーヤー」な方、まったくサッカーとは縁がないけど子ども可愛さで入ってこられた方・・・・いろいろな理由でクラブの指導者になられてた方も多いはずです。でもクラブにはベテランの先輩指導者な方もいますので、当たらず触らず適度に練習に参加して子ども達の成長を楽しんでいこうかな!なんて思っていたらいつのまにか我が子は卒業!でも今更家でゴロゴロ出来ないし、またつづけるか!などと絶え間ぬ努力と体力で続けて来られている指導者も多いですね。

 自分がプレーしなくても指導した成果で試合に勝ってそれがうれしくて辞められないなんて方もいらっしゃると思います。初めは我が子しか見てなく家に帰れば「今日、○○(我が子)はどうだった?」と女房から問われて「あー、一生懸命やってたよ。」ととりあえず回答しておくと「どうせ、見てなかったんでしょ?」と我が子を心配する女房。“なら、見にこいよ!”と心の中で叫んでいた経験もありますが・・・。

 サッカーというのは、一人では出来ないスポーツです。大概11人それぞれのポジション(小学校低学年にはわからないでしょうが)で役割を与えてプレーする。というのが大人の発想です。でも子ども達は誰もがフォワードでシュートしたい。GKは相手が弱い時はちょこっとだけやりたい。とにかく点を取りたい。・・・という自分勝手な遊びの延長のルールでゲームしたい気持ちが強いものです。全員がセンターサークルにならんでキックオフしたらどんな試合になるか見てみたいものですが・・・サッカーというのは最低限の規則のなかで楽しめるスポーツだと思います。

野球のように、次はバントだ、盗塁だ、ヒッティングだとプレーが止まっているからできるものでサッカーのピッチ上で初めから次はスルーパスで、再度からセンターリングでヘディングシュートで1点!なんてそう台本どおり進まないスポーツですから、その場その場の発想というのが大切になると思います。ですから、お父さんコーチの方も野球のような指示をしないで・・・・(たまにいますよね、次はパスだー!シュートシュート!早くシュート打て〜〜!)ほしいなと願っています。

 特に高学年の子ども達、5年生6年生になるとこちらが予想もしてなかったプレーをして、思わず肯いてしまうなんてこともあると思います。そんな楽しみを間近で体験できるなんて、だから少年サッカーのコーチは辞められないんですね。

 入ったばかりの頃は、自分の子どもが気になって仕方なかったのですがだんだんチーム全員が気になってくる時があります。一般の何もしていないお父さんで人様の子を怒ったり、誉めたりすることなんてありますか?職業が先生なら別ですけどね。

 あと最後に、お父さんコーチになって最初の内は、何していいかわからずに、ウロウロしてしまうことがあると思います。子どもに溶け込む絶好のチャンスです!一緒に練習に参加して汗流して、終いには足が攣ったりすることもあるでしょう。「コーチ大丈夫?」なんて子どもから心配されて、そんなことはまったく恥ずかしいことではないですよ。練習を一緒に体験していけば次から一緒前のコーチとして力を発揮することもできます。だから辞められないんですね。






初石少年サッカークラブ:流山ピクシーズ (小学生女子サッカー) 公式ホームページにて更に多くの記事を読むことができます
http://member.hatsuishi-sc.com

このニュース記事が掲載されているURL:
http://member.hatsuishi-sc.com/modules/sections/index.php?op=viewarticle&artid=6